人格の継続性が完全に絶たれてしまえば、当人は継続性の欠損を認識することができない。したがって、この場合、継続性の途絶から語られる情緒は、当人以外の、継続性を保ちうる外部の視座から語らねばならぬ*1。他方で、あくまで記憶を損なう当事者の視角を…
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