2012-01-25から1日間の記事一覧

韜晦した自意識の中心で父権は孤立する 『僕は友達が少ない』

キャラクターの一貫しない言動は、受け手のいら立ちを誘いかねない。われわれは小鷹を憎む。リア充を謳歌するにもかかわらず、殊更にフラストレーションをためてみせるこやつを憎んでしまう。われわれはまた、語り手の自意識もそこで疑っている。あくまで強…