周知の通り『冬の華』(1978)といえば牛乳である。筋だけを見ればコテコテのやくざ映画である本作には、ジャンルムービーにそぐわない生活感、景物の情報量がある。そのアンバランスを象徴する小道具が牛乳なのである。 『冬の華』にとっての牛乳とは何よりも…
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