高河ゆん 『LOVELESS』

LOVELESS 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

 信用できない内語の活用では、こちらの方がうまくいってるのではないか。草灯ってば、情報量最強の割にダラダラと内語を開放したりして、物語の享受に混乱が生じるのだが、かかる信用のなさが、大人の信用できない cool 感に接木できたように思う。感情移入できるかどうかともかく、エキセンというものは強い。