違いのわからぬ姉萌え ホ・ジノ

ホ・ジノの受け-姉属性は微妙だ。容姿と年齢の解離に亢奮を催すタイプらしい。



イ・ヨンエ檀れいとちょうど同い年で、ともに危険なほど年齢不詳だ。『春の日は過ぎゆく』がこれまた凶悪で、受け夫には毒だと思ったし、事実すさまじい結末を迎えた。『JSA』のときは既に三十路だったと思うが、劣化がないため小賢しい小娘にしか見えず、ソン・ガンホと観客(俺)の間に濃厚なホモソーシャルを醸成した。



つづけて『きみに微笑む雨』を見ると、高圓圓があまりにも若々しい陽性の美貌をしているものだから、ついにホ・ジノのババァカワイイブームも去ったかと安堵してしまった。しかし後で調べたら三十路突入済みだったと判明。犯罪だ。



話は、例によって、このユエンユエンちゃんからギャルゲヒロインばりのトラウマが発掘されるのだが、極悪非道な『ハピネス』の直後とあってか、突抜はせずソフトランディングで物足りない。



なお『ハピネス』でもスジョンが「見た目より年増」と称していて、またかと思った。