ケースホワイトは難物である。最初のマップではあるが、彼我のユニットの性能差が拮抗するために、殊に初回において経験値のないユニットを正面からぶつけると戦線はたちまち膠着する。完勝を目指すには迂回せねばならない。しかしマップが小さすぎる。したがって、囮を使って敵を誘導拘束し隙間を作らせ、そこに自部隊を押し込む。これが攻略の基本的な考え方になる。単純なマップながら、いかにも戦争をやってる感が出てくるのである。
囮に使うのは真っ先に狙われる歩兵である。歩兵を北の都市に単独で向かわせるのがこのマップのポイントで、これに騎兵が誘導されて隙間ができる。首都南の自都市は棄てる。
敵首都直前ではTKSが立ちはだかる。これは迂回が容易である。今回は7ターンほどかかったが、最速5ターンでいけるんでは。
ここを完勝して至るラドムホウイモウも考え方は同じである。まともにぶつければ膠着する。歩兵で相手を誘導して隙間を作らねばならない。このマップでは中央突破を図るとクソ硬い7TPの2個中隊とぶつかり膠着する。これを何とかせねばならない。
歩兵を山地に進出させると7TPの一部隊がここに拘束される。もう一個は偵察車両を道路に沿って単独北進させれば吸い付いてくる。これで隙間ができるので押し込む。彼我のすれ違いにブリッツクリークな感じがしみじみと出てくる。
ポーランド最終マップのワルシャワは航空ユニットを多めに作ってごり押しすれば何となく完勝できてしまう。初期2マップの名作感が際立ってくるのである。