これは“マンガ”だという揶揄を恣意性の息苦しさに送りたい。記号的な話や造形のベタ具合に罪過はないと思いたい。 やくざのオヤジ(マーク・ストロング)が好ましい。このオヤジのいかにもな住まいを一瞥するだけで、人柄をたやすく把握することができる。造…
語り手の欲望をキャラに反映させるのは別に構わなくて、むしろ、その造形に現れた語り手の欲望の低廉さが嘲笑を誘うのだと思う。アンジーの旦那に文弱を美化させたい語り手の欲望を見てわたしは笑う。同時に、「お前らこういうものがスキだろう」と語り手に…
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