その他

寺尾文学、男の修行

平時ならばどんな倫理的なこともいえる。倫理的な振る舞いを必要とされないからだ。危急で過酷な境遇に至り、倫理的な振る舞いが現実に要請されると、動物的な衝動が優勢となり、平時に想定していた倫理的な振る舞いを全うできなくなる。だとしたら、平時に…

ラジオ英会話考

昨今、食器洗いのお供にBBCワールド愛聴してきたのであったが、折り悪くプレミアリーグの実況に当ってしまうと、サッカーには門外漢のこちらには訳が分からず、果たして勉強になるのか不安になる。そこでラジオ英会話を聴くととして、余った時間をBBCに振向…

ケースホワイト & ラドムホウイモウ - アドバンスド大戦略

ケースホワイトは難物である。最初のマップではあるが、彼我のユニットの性能差が拮抗するために、殊に初回において経験値のないユニットを正面からぶつけると戦線はたちまち膠着する。完勝を目指すには迂回せねばならない。しかしマップが小さすぎる。した…

オリンピック雑感

野球を最初から最後までまともに見たのは四半世紀ぶりじゃないか。この間、事実として打撃と投球のフォームが変わっているのだが、わたしの方も昔に比べれば物の見方が多少は細かくなっている。フォームが異なって見えるのは、挙措の詳細が見えるようになっ…

毎日がお祭り

散歩中、変なことに気が付いた。散歩ならば早朝すでにやった。帰宅後には二度寝をしたはずである。どうしてまた散歩するのか。そこで、この散歩が夢だと感づく。今まさに二度寝の最中なのだ。 夢と気づいたからにはやりたい放題である。夢中で様々なことを試…

語彙力増強計画、その後

極限の英単語からおおよそ5000後を抽出してAnkiにぶち込み、それを消化し終えたの丁度一年前である。一日100語ずつ覚え50日で5000語の消化に成功したわたしは、これなら一年に2ヶ月ほど語彙力増強月間を設けても悪くないとほくそ笑んだのだった。ただ、これ…

やくざと四股名とナルシシズム

やくざの組事務所には独特の時の淀みがある。閑散とした事務所では当番の組員が二三名、ぼーっとしている。基本無職の彼らは暇人でやることがない。 『ヤクザと憲法』(2016)の二代目清勇会の組事務所を眺めていると、初期北野、特に『ソナチネ』(1993)の偉さ…

フレンチアフリカ - アドバンスド大戦略

欧州征服の後にフレンチアフリカに到達して完勝してしまうと、ナチス世界征服架空エンドになる。今回はこれを目指して百年戦争繰り広げ、架空戦記軍隊を育成してきたのである。 フレンチアフリカで完勝するには、シチリアからイギリス島へ直接渡洋して生産首…

自室で核実験をやる話

昨夜、夢の中で自分は小型原爆の核実験を自室で行った。この手の夢は一度見たことがある。夢の中の自分も二度目の実験だと自覚している。 タイマーをセットして自室から出来るだけ遠ざかろうとする間、自分は堪えられない緊張感を覚え、その手の犯罪者の心理…

コーカサス - アドバンスド大戦略

東部戦線で完勝を続けると、モスクワからウラルを経て最終的にコーカサスへ到達する。これらのマップはいずれも包囲戦がテーマになっていて、内周する陸上部隊と連動して空挺部隊を外周させることになる。現在のコーカサスはホットスポットだ。時事ネタとし…

ウラル - アドバンスド大戦略

モスクワ4pzにおいてカリーニンからヴォルガを渡河してモスクワを後背から襲うとなると、マップの制約から、史実から見れば不可解な事態が生じてしまう。前に触れたとおり、ゲームでは何の抵抗もなくモスクワ運河東岸に沿って南下できる。モスクワはマップの…

モスクワ4Pz - アドバンスド大戦略とタイフーン作戦の実際 

モスクワ4pzで迂回や包囲を試みていると、しみじみと戦争をしているような気分になる。わたしは必ずしも熱心な大戦略ファンではないのだが、現代戦の大戦略やファミコンウォーズでは、迂回・包囲がこれほど明瞭には表現されないのではないか。この辺は史実に…

語彙5000語増強計画

SVL12000語から未知の単語を拾ってAnkiにぶち込んだのは、6年ほど前のことだ。ついでに、SVLとは重複しない頻出単語リスト(3000語)からも同様のぶち込みを行った。かくして、わたしの語彙力は15000語となった。 15000語というのはネイティヴでいえば小学生…

石神井川を遡上する

5年前の春に石神井川の河口まで散歩したことがあった。河口といっても隅田川と合流して消滅するのだが。 河口まで歩いてみると、逆に遡上して水源に到達したい欲望が昂じてきた。これは長年果たせないままになっていたが、先日、時間が出来た折に決行した。 …

ファミコンウォーズ(FC)のオニギリジマ

オニギリジマは3面に出てくる序盤マップであるが、最終マップより手こずったと評する人がいるほど難解であり、ゆえに奥深いマップでもある。 オニギリジマは群島であり、敵陣とは海で隔てられている。艦船は使えず、ヘリで歩兵を送り込む以外に敵島を占領す…

クラスメイトBさんに頼みごとをされた話

午睡中、高校生になっていたわたしはクラスメイトBさんに頼みごとをされた。家に来て本棚の組み立てを手伝ってほしいと乞われた。 彼女はわたしの隣に座ると、わたしの膝に手を置き、家の場所を教えるべくグーグルマップを開いた。「手をどけて呉れ給え」と…

凡庸なるストレス

『おしん』青春編はつらい。全編つらいのだが青春編のつらさは性質が異なる。おしんの成功に受け手の境遇が浮き彫りにされてつらくなってしまう。 髪結いの下働きを始めたおしんを師匠が贔屓する。おしんの才能を見抜きスピード出世させる。日本髪が廃れよう…

『財閥銀行』クローンゲーム開発始末記

『財閥銀行』とは明治から平成の首都圏を舞台にした経営シムである。1992年にメディアファクトリーから発売された。斎藤由多加作である。 実家にいる頃は愛機98FAで、上京後はエミュレーターで楽しんできた本作であったが、かねがね不満も抱いてきた。 いち…

ラブソング探して

学生のころ阿佐ヶ谷に引っ越して7年ほど住んだ。就職後は5年ほど、阿佐ヶ谷から中村橋の勤務先まで中杉通りに沿った裏道を徒歩で通った。自転車ではないのは健康狂だからだ 何もかもがなつかしい。 これもずいぶん前の話になるが、ある日、懐旧でメソメソし…

上方落語『浮世床』

『トンデモ本の世界』で村上龍一の語呂本が批評されたことがあった。後に村上から自著を献本された山本弘は献辞の内容から村上がどうやら確信犯らしいと察する。しかし、どうやらも何も、村上の語呂本は誰が見てもふざけている代物であって、むしろ村上を本…

どうして宮﨑あおいはあんなに女好きなのに、きれいな男の写真ばかり集めているのだ?

役所広司とともにエアコンのフィルターを掃除乃至交換している夢を見た。 脚立に登って作業している役所は下でそれを見守るわたしに尋ねてきた。 「どうして宮﨑あおいはあんなに女好きなのに、きれいな男の写真ばかり集めているのだ?」 わたしは内心でこの…

大海信長伝・下天II

先日『大海信長伝・下天II』を十数年ぶりにやって、このゲームの好きだったところをいろいろと思い出した。下天IIは今でいうならばパラドゲーである。17世紀前半が舞台で日本しか担当できないのだが、インドまで行くことができる。 武将の能力値の可変性が高…

こころの時代、「司馬さん」との37年(ラジオ深夜便)

福田みどりの天然な性格と夫婦生活のモエ話を愛でるように組まれた構成であった。 司馬にプロポーズされた福田は動揺して「あたしは精神の機械がこわれてる!」と口走る。司馬は司馬で「僕がその機械を直してあげよう☆」と宣う。聞き手のディレクター鈴木健…