ギャルゲ

25年目のみさき先輩

男には自惚れがある。この女には視覚がない。ゆえに女がわたしの善性を見出す際、わたしの容姿は女の試みを阻害しないだろう。モテのかかる合理化には男の自惚れが前提となる。善性が自分に備わると男は確信している。が、自惚れはその起源を再帰構造の中に…

形式主義でストレスに対抗する 『加奈』

『加奈』の日記には「リンゴの木を植える」的な文芸の説得工作と課題が含まれている。言葉遊びによってモラルハザードは防げるだろうか、という問題だ。主人公男が亡くなった妹の日記を開き「明日のわたしが、今日のわたしより、すぐれたわたしでありますよ…

CROSS†CHANNEL [2003]

人格発見のイヤらしさには自覚がある。だから簡潔な照れ隠しとして自虐をしたい。あるいはイベントの歩留まりを上げて、人格の発見が舞台の蓋然性の確保であるようなスリラーを見出したい。これが物語の運用上の最初の階梯だ。 2つ目の課題は、行動の信憑性…

CROSS†CHANNEL

いいねえ、曜子イイぢゃないか。

不自由が倫理的な根拠を与える『君が望む永遠』

水月との同棲が孝之の背徳感を煽っても、プレイヤーであるわれわれに及ぼす効果は少ない。なぜなら、遙を捨てる決定はわれわれの与り知らぬところでライターにより恣意的になされたからだ。つまり、われわれにとってみれば責任の根拠に欠ける。しかし他方で…

School Days

伊藤誠という青年は不思議な人で、次々と娘を猛り狂わせゆくその凶悪な色魔の性質について、特に理由が付されたりはしない。 いや、これはもともとエロゲであるから、愛に理由はないのである、というのであれば、まだ理解はできるし不可思議だという程のこと…